2011年07月26日

江國香織「なつのひかり」

江國香織「なつのひかり」

毎年夏になるとこれを読む。近年は意図的にそうするようにしているのだけれど。
読むたびに読了後の印象が変わる。
初めて読んだときはまだ18歳で、他の人に遅れてたくさん本を読むようになった時期だった。初読の印象は、「なんじゃこりゃ」。そこに込められたメタファーとか構造みたいなものはまるでさっぱりわからない。でも、異世界を彷徨するような感覚が、なんとなく、好きだった。
次に印象が変わったのは、21歳のとき。最後の、

 そして、私は二十一歳になった。

ですとんと腑に落ちた。何がどう落ちたのかといえば、その当時の自分の言葉を借りれば、「なんかよくわかんないけど何かがすとんと、ね」。

そして今年。
今年はなぜか(と敢えて濁してみる)、順子さんの視点で読めた。
この話では繰り返し繰り返し、誰かが誰かを捕えている関係が出現する。順子が幸裕を、幸裕が私を、薫平がナポレオンを、動物園が猿を、両親が兄と私を、子供たちの親がはやと・浩次・彩子を。その関係について、捕える側が関係の維持に躍起になったり、捕えられる側が逃げだそうと奔走したり、あるいは捕われていることに安心したり諦めていたり。そういう連鎖的なつながりの頂点にいるのが“順子さん”なのだよな。
この関係のほぼ枠外にいるのが、遥子であり、あるいはめぐみだったりする。彼女たちはほとんど将来性のないこれらの関係を、遠慮なしに力強くぶち壊す。だから大変まぶしく見える。

この作品の最大の謎(と思っているもの)は、ベティ。
唐突に、しかしずっと昔からいたかのよう文脈に馴染んで出現するベティという登場人物については、ほとんど何も語られていない。最後数ページでちょろっと出てきて、それっきり。あまり表に出て来ない人格であり幸裕と順子さんの結晶なんだろうと踏んではいるけど、推測の域は出ない。存在がすごく抽象的。
だけど、この存在がこの作品の核であり、歪みの象徴なんだろうと思う。
posted by いさや at 16:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月03日

てのひら怪談 庚寅

【てのひら怪談 庚寅 (ポプラ文庫)】
http://www.bk1.jp/product/03273444

……というものが一ヶ月ほど前に出て、先日には増刷が決定し、売れ行きはなかなか好調なようです。
ビーケーワン主催のビーケーワン怪談大賞の第6回と第7回から選りすぐりの作品が収録されております。
拙作「傘の墓場」と「東の眠らない国」もお邪魔させていただいております。

さらにさらに。
オンライン書店ビーケーワンで御購入いただくと、第6回、第7回の大賞・優秀賞受賞者による書き下ろし掌編が購入者特典としてついてきます。
ビーケーワン以外で買ってしまった、という方はもう一度ビーケーワンでお買い求めいただくとよいと思います。

大事なことなのでもう一度。

ビーケーワン以外で買ってしまった、という方はもう一度ビーケーワンでお買い求めいただくとよいと思います。



第8回ビーケーワン怪談大賞も開催中です。
http://blog.bk1.jp/kaidan/
posted by いさや at 22:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月06日

水溶性

「水溶性」

 雨の日が良い。塩の左手に砂糖の右手を握ってどこまでも。

***

タイトル競作「水溶性」 ○:3(5) △:1(0) ×:0
オギさんから事実上の◎を頂いたので良いのです。

塩男と砂糖娘のお話。いくつかバージョンがあった中で、一番短いのを選んだ。
口に出して読んでみるといささか舌触りが良くないのがちょっと気になる。
「握る」か「繋ぐ」かで迷った挙句、意思の力(みたいなもの)の差分で前者を採用。
以下別ver.

別ver.
posted by いさや at 01:05| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月02日

おへんじ

いろいろ考えてみて結局わからないけれど、七番目の素数のそれが一番それらしいのかなあと思うのです。
posted by いさや at 21:44| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月26日

そういえば

20090902215446.jpg

だいぶ前になるのだけども、bk1怪談大賞の副賞が届いた。
今年は何かしらんと届いた荷物を紐解いてみたら出てきたもの。
あまりに艶やかなのでこの世ならぬものが映ってるけど気にしない。

ちなみにこの子、『幽のみ』と呼ぶそうな。

んー……。
ダジャレかよ!!!!!

***

という辻さん@bk1のセンスとその感動のお裾分け。
良いものを頂いたものです。にやにや。
posted by いさや at 22:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月23日

第七回ビーケーワン怪談大賞

第7回ビーケーワン怪談大賞で、拙作「東の眠らない国」が「愉しませてもらいました賞(東雅夫選)」をいただくことになりました。ありがたい話です。

大賞には岩里藁人さん、優秀賞には沙木とも子さんと仲町六絵さん、佳作に影山影司さん等々、見知った方々がずらりと並ぶ様を見て「おお」と思わず漏らしてしまいました。皆様おめでとうございます。
特に岩里さんの受賞コメントを拝読すると、まだまだ敵わないなあと痛み入る思いです。


この一年は「怪談とはなんぞやか」ということを考えてきた一年だったと思う。ホラーや神話とは何がどう違のか、「怪談が好きだ」と言う人たちがどういう視点で怪談を見ているのか、恐怖という感覚をどういうものとして捉えているのか、諸々。実際にフィールドワークをして、観察とかもした。
この辺りのことは全部話そうとするとキリがないのでしないけども、「東の眠らない国」は一年間色々考えたことのまとめというのが個人的な位置付け。怪談で怪談を語ってみて、どういう反応が得られるのかがすごく知りたかった。
投稿した三作の中では一番神経と心がこもったものだったので、それが例えばこういう形で誰かのアンテナに引っ掛かったのは僕自身にとってとても救われる出来事だった。本当にありがたい話だと思う。


私信
posted by いさや at 22:59| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月05日

バルサの食卓

「料理本をつくりましょうよ!」
 ある日、新潮文庫の担当編集者Mさんが、ニッコニッコしながらそう言ったとき、正直なところ、私は、彼女がいきなり何を言い出したのかわかりませんでした。
「はぁ、料理本? なんの?」
「守り人シリーズとか、『狐笛のかなた』とか、『獣の奏者』のお料理の本ですよ! ね? 絶対あの料理を食べてみた〜い、と思っている読者、たくさんいますよ」
 それを聞いて、私は思わず笑いだしてしまいました。
「あはぁ、そりゃ、ねぇ。……でも、あれは異世界の料理ですよ? ゴシャなんて魚、築地じゃ売ってないし、マイカの実なんてものも、この世にはないわけで……」
「やぁですねぇ、わかってますよ、もちろん。でも、猪はいるし、お米もあるし、作れる料理だってあるでしょう? ゴシャはなくても、白身の魚はいっぱいいるし、ナライの実の代わりに、上橋さんが頭の中で思い浮かべていた味に近い香辛料を使えば、近い味が作れるはずですよ!」

(上橋菜穂子・チーム北海道『バルサの食卓』新潮文庫)



という出だしにくらりときて、気付いたら手の内にあった『バルサの食卓』(上橋菜穂子・チーム北海道)。
今のところ上橋菜穂子作品は『獣の奏者』しか読んだことがないので、“守り人シリーズ”なるものに登場する料理はさっぱりわからんのだけども、最初の数行で「これはアタリだ」と直感して確信する。図書館でそのうち借りればいいやー、とかそんな悠長なことを言っていられるようなものではなくて、是が非でも手元に置いておきたいものだと思った。この種の勘で外れたことは滅多にないから大丈夫。うん。

自分は元々食が細い上に偏食なものだから、正直言って食をテーマにした物語でピンとくることはほとんどない。なのだけども、そういえば『獣の奏者』では「おいしそう」と思えるくだりがあったっけなあ、ということを帰り道にふと思い出す。とろとろ蜂蜜のパンはきゅんきゅんきたなあ、と。
あとがきを見てみると上橋さんに異世界料理に対する想いが切々と語られていた。あーわかるわかる。と帰りの電車の中、心の中で頷きまくる。
久々にいい買い物をした気分。ほっくほっく。
posted by いさや at 00:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月13日

はるけし山の声

「はるけし山の声」

 うつ伏せになって足を泳がせながら、指で赤い木の実を弾いて遊ぶ。てっぷりとふくよかな唇を指でさわりつつ。秋の木陰は色を持つ。茜色の影に閉じ込められた私は永久に舞う木の葉の中に。ここはどこ、と尋ねたのも今は昔。


***

ラノベで好きな作家といえば、迷わず壁井ユカコを挙げる。
先日、ようやっと壁井ユカコ『鳥籠荘の今日も眠たい住人たちE』を見つけたので衝動買い。ずっと前に出ているのは知っていたけど、どういうわけか巡り合わせが悪く、いよいよアマゾン先生の出番か、と思った矢先のことだった。Dまでしかなかったり、他シリーズばかりが完備されていたり、Eが出たというのは壮大な釣りなのかしらんなんて思ったり。


そういえば先日は文フリがあったそうで。
色々なレポを読む限りだと大変面白かったみたいで、何より何より。
タカスギさん×モカさんのコラボがひそかに気になっていたりするので、今度、持ってる人は見せてね。
posted by いさや at 23:14| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月21日

世紀末、その後

「世紀末、その後」

 世紀末が終わった後の世界は静かなものだったね。恐怖の大王なんて現れやしなかった。子供心にがっかりしたもんさ。なあんだ、って。つい最近まで恐怖の大王で盛り上がっていた大人たちは、そんなものがあったことさえ忘れてしまったかのようだった。
 世紀末最後の学校からの帰り道、俺とかっちゃんは賭けをしたんだ。恐怖の大王が現れるか現れないか。「恐怖の大王なんて信じてんのかよ、くだらねえなあ」「かっちゃんはじゃあ、なんで現れないなんてわかるんだよ」「だってそりゃ……なあ」「もし現れたらどうする?」「そんなこと考えても意味ねーじゃん、出るわけないんだし」「俺だったら、大王を見に行く。学校の屋上からだったら見えるかな」すごくどきどきして、わくわくしてた。
 けれど結果はご存知の通りさ。俺は田舎のじいちゃんちに連れていかれて、大晦日は早々にダウンして、気がついたら西暦二〇〇〇年だった。恐怖の大王なんて現れやしなかった。
 それから七年、八年と時間はあっという間に流れて俺は大学生になり、世紀末のことなんてすっかり忘れていたんだ。その日俺は大学の帰り道で商店街を歩いていた。
 そして見たのさ。
 おっさんだった。中途半端に禿げた頭に無精髭によれよれのスーツ、柱時計の下で唾を吐き散らしながら叫んでた。来る、絶対に来る、恐怖の大王は絶対に来るんだ。お前らはみんな俺のことを馬鹿だって思ってるかもしれないが、俺こそお前らを嘲ってやるさ。なんでお前らなんかに、恐怖の大王が来ないなんてわかるんだ。いいか、今日ここにいるやつらはよぉーく耳の穴をかっぽじって聞けよ、恐怖の大王は来るんだ、絶対に来るんだ、世の中ぜーんぶぶっ壊すんだ。来てくれないと困るんだよぉ! そしておっさんはいきなり俺に歩み寄って肩を掴んだんだ。
 なあ、お前だってそう思うだろ、恐怖の大王さえ来れば世の中はもっと楽しくなるんだ、そうだろ?
 首を横には振れなかった。代わりに俺はおっさんを突き飛ばして逃げるように走る。背中からおっさんの声が聞こえる。
posted by いさや at 10:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月10日

てんとう虫と「なんだぃねー」

http://gennari.net/anomaro/reading/
http://blog.livedoor.jp/m-89_59186/archives/51502677.html
http://www.gennari.net/anomaro/stro/index.php
↑この辺りを参照するヨロシ。


 そんなわけで先日は朗読会@ほぼ身内でしたよっと。
 島村ゆにさんは風邪を押してのご参加。お疲れ様でした&お大事に&クダンたんの続きが楽しみです。

・21時、のろのろと開始
・まーちゃん「化石村」、相変わらずの安定感
・脳内亭さんの「銀天街の神様」を読む。やろうとおもって参加すると俄然緊張する不思議
・空虹桜「シロクマ通り」。2006年のトラウマがー、トラウマがー、あうあうー。(MGSP2006の第一回戦で敗北を喫したのがこの作品だったのです。この恨み、晴らさん(ゴゴゴゴゴゴゴゴ))
・ふらくん「色彩漂流」、できたてほやほやの筆おr……書き下ろし

・……という具合でローテーションを組みつつ2周目へ
・途中、各自梅酒を飲んだり「なんだぃねー」と叫んでみたり、相変わらず生活臭がダダ漏れの朗読会
・だがそれが良いのです!

・2周目以降で気になったもの
・まーちゃん「シロクマ通り」
 →拙作。書いたのは2年半くらい前になるのだけども、随分頭でっかちだったなあと思う。ギミック(?)に凝っていたというか。おそらく昔と比べて今のは、だいぶ柔らかくなったというかより感覚的になってきたというか、そんな感じなんだろうなー、と聞いてて思った。
・空虹桜「カウンタークロック」
 →同じく拙作。初出は2005年の千文字世界にして超短編界隈デビュー作。超短編のちの字も知らずに参加した回だったので、今読み返してみると何だか不思議な感じ。というのも、しっかりとオチをつけようとしているのが見て取れるのです。今にはないまた別の味わいがあるのやも、なんて。一定期間より昔に書いたものって、自分の作品であるはずなのに他人の作品のように思えてくるからなんだか面白い。
・まーちゃん「かつて一度は人間だったもの」
 →『鈍色の鍵』考察。初読のときから(良くも悪くも?)最後に出てきた『鈍色の鍵』という単語が目と心に引っ掛かっていて、実際耳で聞いてみてもやっぱり「ん?」と思った。これがいかにもガジェットらしいガジェットなので、ついつい身構えてしまうのです。
・ふらくん「子を運ぶ」
 →目で読んだときは何ともカラフルな印象があったのだけども、耳で聞いてみると妙に生々しく聞こえてきた(人が読んでいるのだから当たり前なのだけども)。というのも、目で読んでいるうちは、語り口は一人称であっても頭の中に浮かぶ図は神視点だったもので。それがふらくんが読むと、声の調子との相乗効果も相まって大分“私”視点に近付いたなあという印象。

・そんな感じで23時くらいにプログラムは終了
・後はご自由に歓談くださいませ
・コピペに残したいスパムメールの話とか
・が、後半は半分眠気で耄碌しておりましたことよ


 お粗末。
posted by いさや at 00:46| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月12日

あけました

 あけました。おめでとうございました。1月もぼちぼち半ばに突入しようかという頃になって参りました。
 局所的にはぼちぼち動いておりますが、改めてどうぞ今年も御愛玩のほどよろしくお願いしますだワン。

 今年は色々活動的になってみたいなあ、なんて思えど目先の卒論とか卒論とか卒論とかやっつけない限りは足踏み状態が続きそう。資料に埋もれているのは楽しいのですがねー、書き物に打ち込めないのが、こう、歯痒い、くぅ。



 去年色々頑張った自分へのご褒美として、先日BOOKOFFなんぞに駆け込んで105円文庫を買い漁ってみた。わびしいなんて言っちゃダメ。
 で、その中のジャック・フィニィ『ゲイルズバーグの春を愛す』(※短編集)を読んでいるのだけどもこれが中々楽しい。
(こう言うのも失礼かもしらんけど、)たぶん世間一般で言うところの名作にはならない作品だと思う。特別目新しい描写があるわけでもないし、胸の奥底に突き刺さるような感慨があるわけでもない。ざっくばらんに言ってしまえば、つまらないわけですよ。ところがそのつまらなさが、面白い。A級にはなくてB級C級にしかない味わいがなかなか癖になる。そういう味わいを感じてみて、改めて、ああ楽しいなあと思う。
 例えば、同書内の「悪の魔力」のくだりに、主人公が“服の薄い生地が透けて見える眼鏡”を掛けるシーンがありまして。

 女は店のショーウインドウを覗きながら、歩き続けていた――ところがその身には、ブラジャーとレースの縁取りしたパンティーと、ハイヒールしかつけていないのだ! よくよく見ると、まるで幽霊のようにほとんど透明な服が、歩くたびに身体のまわりでゆれているのが見えた。ぼくは眼鏡をひったくるようにはずしてみた、とそのとたんに服はまたもとどおりの、薄くはあるが透き通ってはいない生地のものにもどった。ぼくは、その女が視界から消える前に大いそぎで眼鏡をかけた――すると服はまたもや消えうせた――彼女は、ほとんど見えなくなり、不思議なもやのようになった服を身体にまといながら、そのみごとな姿態をさらして、腰をふりふり歩み去っていった――。

 このくだらなさが伝わればいいなあ。
posted by いさや at 18:09| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月15日

西荻ブックマーク「超短編の世界」

 に行ってきましたよ
 、の前に銀座にて金子みづはさんを初めとした色々な方と優雅なランチを頂きましたことよ。場違いだー、と思ったのはきっと自分だけじゃないはず。

・秋山くんはお大事に
・幽明くんにはコクられる////
・仲町さんに懐く
・「ドリア観が変わった」
・そんなこんなで移動
・会場に着くと知ってる顔がちらほら
・トイレの前で海百合さんと鉢合わせ
・そりゃ驚きます
・イベント開始
・超短編とは何ぞやか? やっぱり明確な答えは出ない
・朗読会では我らがてんとう虫の勇姿ににやにや
・音にしてみるとやっぱり違うなあと改めて思う(作品の解釈の仕方がモロに出るわけだし)
・特にタカスギ作は朗読で映えるんだよなあ
・続きましてはオブジェ超短編の結果発表
・ぱちぱちぱち
・(出せばよかったなあ)
・(でもこういうの書いちゃってるからなあ)
・その後は打ち上げへ
・お酒の席では色々な方に良くしていただきました
・構っていただきありがとうございます
・といってもお話しようとして挨拶もままならなかった方も多かったのが残念
・そんなこんなでお時間になったので一足先に侘助さんと席を立つ
・電車内では物書き談義
・そして新宿にてお別れ


 やっぱりこういうイベントは良い刺激になります。改めて添田さんを初めとする西荻ブックマークのスタッフの方々に感謝します。ありがとうございました。


 ***

 拍手レス
>冬狐さん
 冬場に風邪を引くのは毎年のことなので慣れっこです。それでも冬が一番好きな季節なのですよねー。

>三里さん
 きっとひとちがいですよー(棒読み)
posted by いさや at 21:56| Comment(7) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月08日

更新

一点だけ更新。
web拍手追加しました。連絡私信等にどうぞー。
posted by いさや at 22:13| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月30日

てんとう虫小メモ

 完全に内輪話ですよっと。

・涎が糸引くよりも唾液が糸引いたほうがエロい。
・いさや×ふらく or ふらく×いさや
・( ゚∀゚)o彡°まーちゃん!まーちゃん!
・トリは天然栽培。これはゆずれない

 まだまだ続く
posted by いさや at 22:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月17日

ポーチにマドレーヌ

「ポーチにマドレーヌ」

 冬の終わりが近付くと、その街の人々はそわそわし始め誰ともなく空にてのひらを突き出しだす。アパートのベランダから、道行く車の窓から、路地の隙間から。人々は春を待っている。かじかんだ手に息を吐き、ただひたすらに春を待っている。
 ごう、と春一番。
 南から吹いた風は川下から街に入り、人々のてのひらに触れると花を咲かせる。色はその人の心に従う。ポン、と咲いたそばから隣のてのひらにポン、と花が咲く。風が吹きぬける速度で花畑が広がる。街は一面七色花畑。

 春風がそよぎ、開いたばかりの花がゆらゆら揺れる。それを待ちわびた鳥や虫が、こぞって黄金の蜜を集めて飛び交う。
 そして時間は流れ夏も近付く頃になると、花の種が芽吹き、子どもが生える。夏は子どもの国、秋は隆盛期、冬には人々は恋をする。そして再び空にてのひらを向ける。

「そうやって母さんも、母さんの母さんも、母さんの母さんの母さんも、みいんな、死んでいった。馬鹿みたい。私は、そんなのまっぴらごめんだわ。
 ねえ、逃げましょう。北へ行くの。春も届かないくらい遠くへ」
 雪道を北へ急ぐ二つの影。ぎゅっと手を握り合う。
 七つの夜を越えた朝にとうとう春風に追いつかれ、後には白の花と藤色の花が狂い咲く。

 夏に生まれた双子は手を取り合い、北へ北へと歩いていく。








 ルーズリーフに書き散らしていると、集めてPCに打ち込むのが手間で仕方ない。「あれはどこいった」とてんやわんやになるよりはマシだけども。

続きを読む
posted by いさや at 20:40| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月20日

未来百怪のオフ

 オフの模様、抜粋

・東京駅八重洲中央口で、マンジュ&ひょうたんに服を脱がされる
・ふらくんにも脱がされる
・秋山くんにも脱がされる
・ビバ☆羞恥プレイ
・宴会の席でも脱がされる
・byマンジュ・ひょうたん・ふらくん・秋山くん・脳内亭さん、等(一部敬称略)
・「いやっ! やめてっ!」
・結局50回くらい脱がされた気がする
 
 といういつも通りの痴態酷い話の他にも色々。

・添田さんから、岩里藁人さんが作ってくださった「傘の墓場」の特製しおりをいただく。ありがとうございます、大事にします。ってか驚いたー。
・生まれて二度目のサイン書き。なんでみんなあんなに上手く書けるんだろう。
・ありがたいお話も拝聴する。
・カシスオレンジうめぇw


 取り急ぎにつき以上。
posted by いさや at 23:34| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月22日

第6回ビーケーワン怪談大賞

 第6回ビーケーワン怪談大賞
 この度、拙作「傘の墓場」で優秀賞を受賞させていただくことになりました。
 と言っても、「これは勝てない参りました」と思うような力作(金子みづはさん「燈火星のごとく」立花腑楽さん「黒い果実が揺れていた」などなど)があった中での“優秀賞”であり、何がどう評価されたのかさっぱりわからない状況だったので喜ぼうにも喜びきれず……という具合でした。
 が、選考会議レポートを読んでとりあ、えず、納、得…………?(身に余りまくりの栄誉なので取り扱いに困ってます)
 自分自身、参加者が300人を越すような賞(心臓タイトル競作の約十倍の規模!)で優秀賞の座につけるような器じゃないと思っていますが、有名無実で済ませるのも何だか癪な話なのでこれからもっと力を付けにゃあなと思う次第です。

 飛雄さんの「朝の予兆」は読み返す度に箸が脱皮するという予兆が効いてるなあと思う。箸が折れたり伸びたりするんじゃ駄目で、表皮がずるずる剥けて真っ白な箸がねっとりと光ってないと、ここまでえも言えぬような予兆にはならなかったんだろうなと。
 その他作品についても、やっぱりレベル高いなぁ……。肩身が狭い。

続きを読む
posted by いさや at 21:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月06日

ほとんど私信だけど

 自分用のメモ代わりも兼ねて。


 ひょうた君の「天然ココア〜」の中で言及されていた
> 余談だが、白縫いさやの作品は、話の雰囲気に関わらず強い光で色彩豊かに感じる作品が多いのだけど(作中にも極彩色、なんて言葉がたびたびみられる)これはずいぶんと暗い鬱蒼とした色合いで、おぉ、新境地?!と思った。
 について。

 色彩が多いのは完全に個人的な嗜好。普段生活していても、彩が綺麗なものにはつい目が移る。その癖が如実に現れてるんだねぇ。
 基本的に明るい色、淡色系が好きだけども、鬱蒼とした感じも実は嫌いじゃなかったり。色は色なんだぜ。本当の意味での無色は……書くのかなあ、どうなんだろう。縁があれば書くんだろうなあ。
(ちなみに「極彩色」は直接的過ぎてこの頃は使わなくなったけど)




 ちょっと前までは書き物と言えば心臓の中で完結していたのが、この頃はそうでもなくてふわふわした心地。まぁやってることは相も変わらずキーボードをぱちぱち叩くことだけなので、実は何にも変わってないのかもしれない。気の持ちようだよね、気の持ちよう。
posted by いさや at 23:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月20日

駆け足で

 ビーケーワン怪談大賞とコトリの宮殿に投稿。後者の〆切が7月末だったことに気付いたのは出す直前だったけども、まあいいかとぽちっとな。前者と言いタイトル競作といい期末のレポートといい〆切がこの時期に集中していたので勘違い。


 いつの間にか心臓のアンテナが更新。ここの名前が載っててビックリしたぜ。峯岸さんGJ。


 あとあと遅ればせながらというか今更感がムンムンだけども。
『超短編の世界』(集英社)と『未来妖怪』(光文社)の二点で拙作が掲載されております。きゃー。
 色々な人と同列(?)で並べていただいてわかったのは自分がいかに下手糞かということで、うん、恥ずかしい限り。たぶんこういう機会はもうないと思うけど、頑張らにゃあなと思った次第。


 久しぶりに普通の日記だねぇ。うん。
posted by いさや at 23:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする