2009年06月15日

忌む男

「忌む男」

 人の世を忌む男がいる。曰く、人は汚いから厭だと言う。人は驕り高ぶり、欲深く、怠け者で、そのくせ自分勝手に妬み怒るものだ、だから厭で堪らないのだと言う。厭だ厭だ、ああ厭だ。一頻り嘆くと男は不意に口を閉ざし、すとんと影に落ちて消えてしまう。

***

夏ですねー。
近頃は夕立がすごい。雷がびりびり鳴る。
posted by いさや at 23:49| Comment(0) | 書き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする