2008年11月30日

てんとう虫小メモ

 完全に内輪話ですよっと。

・涎が糸引くよりも唾液が糸引いたほうがエロい。
・いさや×ふらく or ふらく×いさや
・( ゚∀゚)o彡°まーちゃん!まーちゃん!
・トリは天然栽培。これはゆずれない

 まだまだ続く
posted by いさや at 22:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

黒い羊

「黒い羊」

 もこもこひつじ くろひつじ
 ぽーんとさくを とびこえる

 朝、目が醒めると枕元にこんな紙切れがあった。
 私たちの黒い羊を巡る旅が始まる。

 交番で私たち黒い羊を探してるのと言うと、動物は落し物と呼ばないよと言われた。大人はモノがわかってないと私たちは憤慨し合う。
 やはり、大人なんかに、頼っては、いけなかったのだ。
 目配せし合い頷くと、私たちはポーチにレモンキャンディを入れて西へ行く。野良猫や烏に道を尋ね、鯨の背を借りて海を越え、鷲の翼で山を越え、ずっと白い空の遠くへ行く。日が暮れ夕方になると冷たい風が頬を撫で始める。私たちは茜色に染まったひつじ雲の背に飛び乗った。ひつじ雲が鳴く。もこもこに寝転がっているとだんだん空の色が濃くなる。やがて星空の海に変わりおおぐまとこぐまが姿を表した。金銀砂子を散らした川は空のずっとずっと遠くまで流れ行く。
 私たちどこまで行くのかしら。どこでもないところへ行くのよ。なら正義の国だったら良いな。
 くすくす笑い合う。
 もうすぐだね。もうすぐ。もうすぐ! そう、もうすぐ!
 うつ伏せになって前を向いてみると、彼方にきらきら光る虹色の柵が見える。私たちはきゃっきゃと喜び合う。



 タイトル競作 △:2 ×:1
 お粗末さまでした。

 今回の反省点
・ディテールの適当っぷり
・選評のヌルさ
・砂場作見抜けず
・空虹作(ry
・むしろ作者がわからん

 この頃絶不調なのは自覚していたけども、それを差し引いてもひどいひどい。一度原点に帰ったほうがよさげですはい。

 以下、解題兼言い訳。




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posted by いさや at 02:07| Comment(8) | 書き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

孤島の研究所

「孤島の研究所」

 年中嵐に包まれる島がこの世のどこかにあり、その島にある研究所で一人の男が何か偉大な研究をしているのだという話がまことしやかに風の噂で世界中に運ばれる。実は、この町の岬からは件の島が見える。正確には、島を包む嵐が見える。と言っても岬周辺の気候は穏やかなものだ。青い空に白い雲、そよぐ風はほんのりと潮の香りを含み心地よく首筋を撫ぜて吹き抜ける。振り返れば赤錆びたバス停と青々と繁る草木が見える。日差しを遮るものがないからあらゆる色はより鮮やかになるのである。ただ一点、あの島を除いて。あんなに高く澄んだ空が島に近付くにつれてだんだん黒ずんでいき、やがて夜闇のように深い雷雲へと変わる。雷雲は時折その体内に白い光を宿らせて呼吸する。降り注ぐ雨は遠目にも明らかに水面に霧を立たせている。そのせいで島影は灰色に霞む。岬に寄せる波が穏やかなのが嘘のようである。
 生まれついたときから見ている景色だったから特別奇異だとも思わなかったのだが、この頃は何だか岬に立つ人が増えたような気がする。噂のせいか。彼らはめいめいに感想をこぼしたり、写真を手にしたりする。ある時など、立派な書状を持ったスーツ姿の集団(三、四人は白衣姿だったけれど)がやってきて、何やら小難しいことをわたしに言った。わたしは馬鹿だからそんな小難しいことはわかりません、と言うと団長さんは、明日から調査活動を開始しますよというお知らせです決してあなたに迷惑はかけませんお約束します、とぶっきらぼうに言った。その翌朝、いつものように岬からぼんやりと島を眺めていると、立派なお船が果敢にも島に突っ込んでいくのが見えた。そして帰ってこなかった。
 ある日、貝殻を拾いに浜に下りてみると、岩陰に大きな瓶が流れ着いているのが見える。中には紙切れが数枚入っている。直感的にこれは、あの島から流れてきたものだと悟った。なぜかと言われれば確かなことは言えないのだけども、その瓶の雰囲気が切羽詰っていたように感じられたからだ。瓶は一刻も早く開封されることを願っている。それはこの辺りのものやわたしのようなのんびり屋にはない気配だった。瓶を開けてみて取り出した紙は古びており、インクがところどころ変色していたが読めないというわけではない。手紙には難しい暗号めいた記号がびっしりと記述されていた。わたしにわかったのは、その日付がおよそ七十年ほど昔のものだということだけだった。それしかわからなかったけれど、これは誰かに宛てた恋文なのだという気がした。なぜならそういう雰囲気だったから。
 手紙は私の机の引き出し奥深くに置いてある。島影は今日もぼんやりと霞んでいる。来春、わたしには子どもが生まれる。
posted by いさや at 00:53| Comment(0) | 書き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月17日

300Hzの交信

「300Hzの交信」

 最果ての島の砂浜に透明な小瓶が流れ着く。少年は身を屈めて拾い上げると水の滴るそれを日に透かした。蓋を外す。と、細く白い糸が口からこぼれて遠い海まで続いていることに気付く。日に煌いたのだ。
 少年は瓶の口を耳元に近づける。透明な小瓶は遠い世界の調べをそっと奏でる。
 ――こちらは最果ての島。聞こえますか。
 糸電話よろしく少年は小瓶に囁きかける。水平線の彼方から寄せる波は少年の踝を濡らし、小さな気泡をいくつも弾けさせるとまた糸の続く先へと引いていく。








 女性の平均的な声の高さは230Hzくらいだそうな。へー。


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posted by いさや at 01:13| Comment(0) | 書き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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